麗舟会の指導方針・内容について/高天麗舟

お知らせ

野尻泰煌先生の突然のご逝去により、今後どのように書を学んでいけば良いのか考えあぐねている方もいらっしゃるかと思います。

・泰永会所属、師につかずご自身で研鑚
・泰永会新代表 相模泰生先生を師と仰ぐ
・鳳煌会 松里鳳煌先生を師と仰ぐ(泰永会所属)
・麗舟会 高天麗舟につく(泰永会所属)

泰永会では以上の選択肢がありますが、各会の特徴が見えずその判断が難しいと思いますので、野尻泰煌先生からいただいた手本をお持ちの方への麗舟会の指導方針や内容についてお知らせいたしたいと思います。

私は、草書(王羲之、孫過庭、王鐸など)、行書(王羲之、張瑞図、黄山谷、何紹基など)、楷書(欧陽詢、六朝楷書)を中心に、隷書(木簡、八分を少し)の指導も野尻先生より受けていました。草書・行書が性格的に合っており勤しんでいますが、やはり楷書の型を身に着けていかないと、草書に乱れが生じることを痛感しております。

野尻先生は生前、目の前の弟子の特徴を受け、その弟子の手癖が無意識のうちに矯正されるよう、また、その弟子特有の才能が更に際立つよう、一人一人に合った手本を書いてくださっていました。ですから、その手本がより生かされるよう、形臨(対象をしっかり見て形を臨書)、そして意臨(お持ちいただいた手本を通してお弟子さんに対する野尻先生の思いを私なりに汲み取り臨書)できるよう伝えたいと思っています(あくまでも目標ですが)。見る眼が出来てくると、手本から今まで見えなかった部分が見えてくるので、一枚の手本で何度でも繰り返し練習できます。

お稽古ですが当面は上記のように、練習したい野尻先生のお手本を何枚かとご自宅で書いてきたものをご持参いただき、それをもとに私の稽古場で練習していただこうと考えています。野尻先生は弟子に良い書を書いてもらいたい思いもあって、相談に乗ったり愚痴を聞いたりしながら書き手の精神がぶれないよう指導してくださっていましたが、私の場合はとてもそんなレベルのお話は無理ですので、雑談でもしながら楽しく過ごせたらと思っています。

一回の時間は45~60分くらい、マンツーマンです。家事育児の合間なので、ご希望のご都合に添えない場合もあるかと思いますが、その都度予定を合わせてお稽古の日時を決めていきたいと思います。

稽古の頻度は、野尻先生のもとで学ばれていた方であれば、これまでのように一ヶ月に一度と決められた形でなくても、二ヶ月に一度、半年に一度でも、「なんか手本のように書けないな」と思ったタイミングでも、作品の良し悪しが判断できない時でも、私の方は構いません。また相模代表や松里副代表を師と仰ぎつつ、ご希望であれば時々私の稽古を受けることも可能です(両氏には了解を得ています)。

ある程度腕が上達するまでは、休むとレベルを戻すのにどうしても時間を要してしまいますし、結婚生活と同じで止めるのはいつでも止められますから(笑)、まずは続けていくことが大事かなと思っています。

私のHPには18歳以上の女性が対象者となっておりますが、泰永会の方であれば、もちろん男性も受付けしております。何かわからないことがあれば、メールにてお問合せください。

場所:JR南浦和駅(京浜東北線・武蔵野線)より徒歩12分。バスあり。
日時:相談の上
稽古指導料:一回5,000円

■高天麗舟HP:https://www.reishu-takama.com/
■ブログ:https://www.fortuneblog.net/
■インスタ(日常の書): https://www.instagram.com/reishu_takama/
■メールアドレス:reishu.takama@gmail.com

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